そろそろインゲン!!
実は最近は畑に行きっぱなしの日々でした(笑) まあ半分は農家なので当然っちゃあ当然( ;∀;)
表題の通りインゲンの生産を頑張らなくてはいけない時期なんですね。今年はちょっと工夫がありまして、生産するインゲンの品種を変更してみます。去年も植えてはいたのですが、メインは別の品種で行っていまして今年は思い切って変えてみます。
しっかり発芽してますねー(#^^#) 今回は畝を立てていません。育苗もしてません。地蒔きで種を蒔く!! 耕耘作業以外は全部手でやる!!大型化、機械化という時代に逆行した農業を営んでいるわけですが、これがまた結構うまくいってしまう(はず・・・・)。というのも、私的な農業の考え方ですけど、「適地適作には敵わない」というのが持論です。環境を整備するってものすごくお金がかかるし、環境を作るってもっと金がかかる。以前にもお話しましたが、飯舘村はとても寒いので年間を通してできる作物って1つか2つ。5月中旬まで霜が降って、10月中旬にはもう霜が降りてしまいます。効率よく稼げる作物って高原野菜に分類されるものくらいです。なので、農業のみで生活することを考えると、ものすごい数量をやる必要があって、とても少数ではできないくらいの農地をこなしていく必要があります。なので、需要に対して供給の少ないものを作ることが最も効率がいいわけです。高値で取引されますので(^^♪
適地適作は肥料の問題、気温の問題、虫の問題、土の問題、水の問題を解決することができます。農業の生産において重要な部分がこれらの問題で、この問題を解決するために色々な薬剤や肥料等が売られています。これが値上がりして生産コストが上昇し、気候の変化によって生産に失敗するリスクが起こる今日この頃。冒頭にお伝えした大型化、機械化にはさらに大きな投資が必要で資材や機械も値上がりしっぱなし(笑) 市場の買取価格なんてあまり変わりませんから生産者は苦しくなっていく状況下で、「適地適作」をしっかりと見つめなおさないと結構痛い目に合うのは明らかです。一方で、政府は「大型化、機械化、DX化」みたい政策を始めてしまうので、補助金欲しさに話に乗っかってしまう人が後を絶ちません。「生産に適した土地に勝る効率化はありません」だと思います。科学や化学の発達で農業は何とでもなるんでしょうが、できるのと儲かるのは別物ですので、仕事として成立するかどうかを考えなきゃならないですね。
先日、ある農業関係のコンサルをしている人とお話をして色々とおしゃべりをする機会がありました。農業って改良の余地がたくさんあるし、まだまだ発展途上なんだよねって話をしたんですけど、一つの要因として「多様性に乏しい」という話をしたんです。出荷先がずっと同じとか、生産方法が全部同じとか、単一的なことに大きな意義を唱えてしまって多様化しない。出荷先も生産方法も変化させていくことでより柔軟性のある農業ができる。そういう思考を次の担い手に教えていく。今、日本の農業はそうなっていかなくてはいけないんでしょうが、「若い担い手がいない」。大問題ですよね(笑) おそらくなんですが、農業の良くない時期が長すぎたのかもしれませんね(笑)。なので敬遠されちゃってるかのかな(*ノωノ) 副業みたいな感じで農業やればいいんですけどねー。収穫時期にまとまったお金がはいるので副業としては優秀です。まとまったお金は選択肢が色々とありますから。まあこの辺は追々と・・
上の写真から一週間後。結構伸びましたねー。この時期は葉っぱが大事なので光合成の機会を増やす葉っぱの枚数が増えるのはとてもいいこと。こうなればグングン伸びます。雑草もグングン(´;ω;`)ウゥゥ
個人的な感覚ですけど、インゲンの発芽って8割以上って印象。なので、1つのマルチの穴に1つ植えておけば大体発芽します。まあ鳥に食われてしまったりもするんですけどね(笑)なので、あまりナーバスな種蒔きは必要ありません。ならなかったら追って種を入れてあげればいいですね。種を二つ植えて良い方を採用するとかありますけど、私はやりません。根っこが弱いので負担になってしまいます。ということでこれからのインゲン生産に期待しつつ大事に育てていきたいと思います!!
今日はこの辺で
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