阿武隈クラブIITATE の一次産業
一次産業は農業、畜産、水産等、生産者や収獲を行う人を一般に指します。飯舘村では農業や林業、畜産が盛んにおこなわれていた地域でした。
以前は、飯舘牛、飯舘ブルー(インゲン)、菊をはじめとしたお花の栽培、高原野菜を産地としていた。
私たち阿武隈クラブは産地復活事業のためインゲンの生産をしています。10年以上生産をしていない農地での生産となりますが、標高450mを超える高地で、朝晩の気温差があり、真夏でも夜露がつくほど冷涼な地域で、インゲンの生産には非常に適地です。出荷先は個人出荷、市場への出荷を行っており、東京の太田市場にも出荷をしています。
2023年には菌床シイタケの生産を近隣のキノコ農家さんから事業継承をしています。放射線の影響で原木のキノコ生産は絶対にできないといわれていた地域でしたが、キノコ農家さんの6年間の試行錯誤によって、13年ぶりに原木キノコの生産ができる可能性がでてきました。この歴史的な瞬間を目の当たりにし、阿武隈高地でのキノコ生産ができるという希望になればと思い事業継承を行いました。
今後は、能登半島の震災復興のため、新たな一次産業にも着手し、「産地復活」「事業継承」を含め、一次産業者の販路やマーケティングを行い、豊かな一次産業者の創出ができるように尽力します。